2008年7月11日金曜日

July 11th 2008

乳製品の価格上昇はドイツでも起こっている。
値上げの理由は世界的な需要増と製造業者と小売チェーンの販売契約が7月いっぱいで切れるからである。
需要増の大きな原因は、中国インド
需要の伸びが急速なため市場価格も急上昇しているわけである。
価格の引き上げ幅は最高で50%にもなる。
このニュースが報じられたとき、牛乳を買いだめする人でスーパーがごった返したそうだ。

ドイツに政治家の話によると、生産者価格の引き上げは正しいが小売り価格の上昇は間違っているという。
「生産者価格をわずかに上げただけで小売価格が50%も上がるというのはべらぼうな話だ。」
(ゲルト・ミュラー農業省政務次官) 

「この値上げは酪農家への適正な支払いとは関係のない値上げである。」
(緑の党で農業問題が専門のベアベル・ヘーン、ウルリーケ・ヘーフケンの両氏)

政治家たちは中間業者と小売店が便乗値上げをしているのではないか疑っている。

これに対し乳製品製造業連盟のエーベルハルト・ヘッツナー会長は、
「価格引き上げは酪農家(生産者)のためだ。」
「乳製品の価格はここ数年急速に下降している。だから酪農家に適切な価格で支払うことが必要だ。酪農がこれ以上衰退することは避けなければならない。」
と反論し、さらには
「(新価格については)消費者に受け入れられる程度のもの。」
と言っている。

牛乳は生産から販売に至る過程で値上げ分がどのように分配されているのか分からない。
中間業者が不当に利益を出そうとしている可能性もないことはないが、
乳価(牛乳の原材料の価格)が高くなっているのも事実である。

EUの「牛乳生産割当」という規制のせいで増産が出来ない。
しかし需要は増える。
分け合うために価格が上がらざるをえない。



もし乳製品の価格上昇のことを知っていたら買いだめできたのに...
と思ったけど、買いだめしても長く持たないからダメだな('`)と思った。
あと、政治家と会長の言ってることが全く逆で、
どちらが正しいのか?
あるいはどちらも正しくないのか?
よくわからない。
しかし私たち消費者の立場からすると、政治家の言うことの方が正しく聞こえる。
会長の言ってることは、よくニュースで見るお偉いさんの言葉に思えた。
来週も引き続き調べたいと思います。



私はこのサイトを参考にしました。
http://www.news.janjan.jp/media/0708/0708050349/1.php
http://www.news.janjan.jp/media/0708/0708120688/1.php
http://webnews.asahi.co.jp/you/special/2006/t20060309.html

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